追跡アプリの普及率

コロナ接触者追跡アプリが使えるようになるみたいですね。60%以上普及すると感染抑え込みに効果がでるという話です。今年4月にオックスフォードでの研究結果ということですが、1次資料は見つかりませんでした。どのような根拠なのでしょう。

 

流行を抑えるためには、実行再生産数が1未満になる必要があります。このアプリを使って自らが完成した可能性に気づき他に感染させることを防止できるのであれば、なにもしない場合の実行再生産数の 2/5 程度に抑え込めます(理想的には)。中国での初期段階での実効再生産数は2〜2.5ということですがこの状態でアプリ利用率が60%であれば0.8~1.0とぎりぎり感染を抑え込めるかどうかというラインになります。ただし実効ユーザ数はもっと低いでしょうし、感染可能性がわかっても様子見の人もいるでしょうから、60%だとちょっと心もとないですね。

 

日本におけるLINEの普及率が70%くらいですから、60%というのは相当なものです。スイスにおけるWhat's up が60%とのことで、これが大方普及の目安になっているというコンセンサスもあるようですが、ポイントでもつけてくれないと積極的に入れる人は少ないかも・・ それにしてもなんでもかんでもポイントだらけで理解するだけでもらうポイント以上の労力がかかっている気がします。

 

そういえばマイナポイントIDの登録、やってみましたけどこれできる人どれだけいるのだろう・・